2013年12月25日水曜日

Postfix 先頭がハイフンのメールアドレスにメールを送信出来ない

allow_min_userの値を変更する

デフォルトでpostfixは先頭がハイフン(-)のメールアドレス(RFC準拠)にメールを送信出来ないなんて知らず……。
先頭にハイフン文字を使ったドコモ宛のメールが大量に詰まってました。 (・ω・`)

invalid recipient syntax: \"-*******@docomo.ne.jp\"
(/var/log/maillog)

main.cfallow_min_user値を設定(デフォルト未設定)して、先頭がハイフン(-)のメールアドレスにもメールが送信されるようにしました。

# allow_min_user (デフォルト: no)
# 受信者アドレスが最初の文字として '-' を持つことを許可します。
# コマンドラインでEメールアドレスを渡すソフトウェアでの事故を避けるため、デフォルトではこれを認めません。
allow_min_user = yes

どういう事かと言うと、例えば「-*******@******.**.**」という先頭ハイフンなメールアドレスへ、コンソール上からmailコマンドを使って送信しようとした場合。

[root@localhost ~]# mail -s 'user unknown' -*******@******.**.**
mail: invalid option -- *
Usage: mail [-iInv] [-s subject] [-c cc-addr] [-b bcc-addr] to-addr ...
            [-- sendmail-options ...]
       mail [-iInNv] -f [name]
       mail [-iInNv] [-u user]

となっちゃうんです。

わたしの場合は規制する必要がないので制限を解除しました。 ヽ(´▽`*)ノ


bounce_queue_lifetimeの値を変更する

標準の設定では、maximal_backoff_timeに設定した時間の間隔で5日間(bounce_queue_lifetime)も再送し続けてしまうので、ついでにこの値も変更しておきました。
・変更前 5日
・変更後 3時間 (180分)

# bounce_queue_lifetime (デフォルト: 5d)
# 配送できないと見なすまでに、バウンスメッセージがキューに入っている最大の時間。
# デフォルトでは、通常のメールに対するキューの寿命と同じです。
# 時間単位: s (秒)、m (分)、h (時)、d (日)、w (週)。 デフォルトの時間単位は d (日) です。
# メール配送の試行を1回だけにするには 0 を指定します。
# この機能は Postfix 2.1 以降で使えます。
bounce_queue_lifetime = 180m

詳しくは、Postfix設定パラメータを読んで下さい。



[宣伝] Postfixの参考書です。

わたしも読みました!!

気になっている1冊です。