allow_min_userの値を変更する
デフォルトでpostfixは先頭がハイフン(-)のメールアドレス(RFC準拠)にメールを送信出来ないなんて知らず……。
先頭にハイフン文字を使ったドコモ宛のメールが大量に詰まってました。 (・ω・`)
invalid recipient syntax: \"-*******@docomo.ne.jp\"
(/var/log/maillog)
main.cfのallow_min_user値を設定(デフォルト未設定)して、先頭がハイフン(-)のメールアドレスにもメールが送信されるようにしました。
# allow_min_user (デフォルト: no) # 受信者アドレスが最初の文字として '-' を持つことを許可します。 # コマンドラインでEメールアドレスを渡すソフトウェアでの事故を避けるため、デフォルトではこれを認めません。 allow_min_user = yes
どういう事かと言うと、例えば「-*******@******.**.**」という先頭ハイフンなメールアドレスへ、コンソール上からmailコマンドを使って送信しようとした場合。
[root@localhost ~]# mail -s 'user unknown' -*******@******.**.** mail: invalid option -- * Usage: mail [-iInv] [-s subject] [-c cc-addr] [-b bcc-addr] to-addr ... [-- sendmail-options ...] mail [-iInNv] -f [name] mail [-iInNv] [-u user]
となっちゃうんです。
わたしの場合は規制する必要がないので制限を解除しました。 ヽ(´▽`*)ノ
bounce_queue_lifetimeの値を変更する
標準の設定では、maximal_backoff_timeに設定した時間の間隔で5日間(bounce_queue_lifetime)も再送し続けてしまうので、ついでにこの値も変更しておきました。
・変更前 5日
・変更後 3時間 (180分)
# bounce_queue_lifetime (デフォルト: 5d) # 配送できないと見なすまでに、バウンスメッセージがキューに入っている最大の時間。 # デフォルトでは、通常のメールに対するキューの寿命と同じです。 # 時間単位: s (秒)、m (分)、h (時)、d (日)、w (週)。 デフォルトの時間単位は d (日) です。 # メール配送の試行を1回だけにするには 0 を指定します。 # この機能は Postfix 2.1 以降で使えます。 bounce_queue_lifetime = 180m
詳しくは、Postfix設定パラメータを読んで下さい。
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